アメリカはテロ王国
「悪の帝国」アメリカの心臓部を強襲した「九・一一事件」発生以来アメリカは、「反テロ」の名目のもとに、アフガニスタンにおけるテロ戦争をはじめ、さまざまな戦争を強行した。
数知らぬ良民を殺戮し、物的財源をことごとく破壊したああいう戦争は、名目はいかにあれ、野蛮な侵略戦争そのものであった。
世界の良心が驚愕と憤怒を禁じ得ないのは当然である。にもかかわらず、傲慢きわまりないアメリカは「核先制攻撃」をも企む狂気の沙汰に及んでいる。その主要な標的は、アメリカの世界戦略の要地であるアジア・太平洋地域の十字路に鉄壁のごとく屹立する「反米前方堡塁」の核強国北朝鮮である。
もともとテロは、進歩的民衆にたいする反動勢力の野蛮な殺戮であり暴行である。これは侵略と略奪を本性とするアメリカの生存方式である。
本源的なテロ国家(1)
アメリカは本源的なテロ国家である。
テロによって国家をうち立て、領土を拡大したアメリカ、テロとアメリカは「双子の仲」とも言える。
第一に、アメリカは原住民のインディアンを滅亡させた血の海に国家をうち立て、西部征服戦争によって領土を十倍も拡張した。
十字架をかかげ、剣を振りかざしてアメリカ大陸に上陸したヤンキーは、八千九百回余りにのぼるインディアン狩りを繰り広げた。インディアンの頭皮一枚に百ポンドの懸賞金をかけてほぼ一千万に及ぶ原住民を虐殺したヤンキー。その地に二千万のアフリカの黒人を拉致し、売買し、奴隷として酷使した暴漢の国がほかならぬアメリカである。
領土拡張のための西部征服で、ヤンキーは凶暴なテロリストとしての本性を再度さらけ出した。「西へ!」と叫んで征服戦争を開始した彼らは、アレガニー山脈をまたいだ西部の肥沃な土地になだれこんだ。
テキサス州をはじめカリフォルニア、アリゾナ、ネバダ、ユタ、ワイオミング、コロラドなど約二百五十万平方キロの土地は、一九世紀中期までメキシコの領土であった。この広大な沃土を手に入れるため、ヤンキーはまず、移住民を装った傭兵をテキサスに送り込んだ。侵略の先兵は反乱を起こして「独立」を宣言し、「これからは、テキサスはアメリカの領土だ」と公言した。
メキシコ国民が武器を手にして抗戦すると、ヤンキーは「メキシコが先に戦争をしかけた」と言いがかりをつけて大規模な武力侵攻を強行し、わずか二年間でメキシコ領土の半分を併呑した。
アメリカの「建国史」は、外国の侵略者が占領した領土を奪い取るための血染めの強奪戦でつづられている。
米と石油の産地ルイジアナはフランス占領者に食らいついて奪い取った「脂身」であり、フロリダとオレゴンはスペイン占領者を打ち負かして手中におさめた「戦利品」である。
西部征服で腕をふるったヤンキーは、一八九八年四月、スペインと再度、争奪戦を繰り広げて太平洋のハワイ島をも併呑した。
アメリカの星条旗に記されている五十個の星は、他国を暴力で襲い、野蛮なテロと虐殺によって領土を拡張するたびに一つずつ描き入れた、アメリカの恥ずべきテロの歴史を象徴している。