限りない献身の最後の一日
生涯最後の日となった一九九四年七月の七日。その日も
午前に祖国統一に関する文書を検討して署名した主席は、つづいて洪水防止対策に関する事業を指導した。そして、午後には対外活動と原油発電所建設の事業を指導し、夜はまた夜で休むいとまもなく執務に没頭した。そのため、夕食もとっていなかった。
あまりに無理をするのを気遣った補佐が言葉をかけた。
「主席、お食事を……」
「まだ欲しくない。もう少し仕事をすれば、食べたくなるだろう」
「食事もとらずではお体にさわります」
主席は、しわがれた声でもの静かに答えた。
「ありがとう。……だが、われわれが人民のためになすべきことはどんなに多いことか……。私が仕事をやめれば、君たちの最高司令官にそれだけ重荷を負わせることになる。
夏の夜はしんしんと更けていった。高齢八十の主席のエネルギッシュな活動はつづいていた。文書に目を通しては電話をし、また文書に目を通しては……。
主席の人民のための献身的な最後の日課は、このようにして過ぎていった。
「偉大な