待った時間
風致秀麗な妙香(ミョヒャン)山には名所が多く、伝説も少なくない。
敬愛する最高指導者
野営所の改築工事に必要な対策を具体的に指示した元帥は、幹部たちに、どうして子供たちが一人も見えないのか、みんなどこへ行ったのかと聞いた。子供たちは登山に行っているが、午後5時ごろに戻ってくると答えると、元帥は、早く子供たちをみんな連れてこい、ここまで来て子供たちに会いもせず、記念写真も撮らずに帰るとみんなどんなに寂しがるたろう、いくら時間が忙しくても子供たちに会ってから帰る、と語った。
元帥にとって千金とも変えがたい時間が1秒1秒と流れ、ほぼ半時間後にやっと子供たちは帰ってきた。
子供たちは元帥を囲み、夢のような幸運に喜び、嬉し涙を流した。泣くんじゃない、泣いたら写真がきれいにできない、早く涙を拭いて写真を撮ろう、と促す元帥の目もうるんでいた。
子供たちを待った半時間。
彼らのためとあれば何物をも惜しまない元帥の無限の愛の世界が、歴史の1ページに今一つの新しい伝説としてつづられた意義深い時間であった。