戦犯の歴史を覆い隠そうとするもくろみ
最近「国連軍司令部」などが朝鮮戦争勃発70周年を控えてその関連資料を取り集めると騒ぎ立てている。
さる2日、SNSに朝鮮戦争に雇用されていた各国の者から戦争にまつわるいきさつと「武勇談」、写真、絵などを取り集める活動に乗り出すという文を掲載した。そして応募者は6.25戦争参戦者と親友たち、戦争の時の「事実資料」を「国連軍司令部」の指定したEメールで送ってくれるよう広報した。これに関して「国連軍司令部」は、「6・25戦争70周年を思い出し、参戦勇士の犠牲を誉れ高く称える」のが目的であると力説している。
一方南朝鮮当局はさる3月、「今年が6・25戦争70年になる」と述べ、「国会」が7月27日を「国連軍参戦デー」に、11月11日を「国連軍参戦勇士の国際的追慕デー」に法化した上に、6月25日を契機として米国との反共和国対決行事を行おうとしている。
ここには朝鮮戦争の侵略的正体を覆い隠し、恥ずかしい敗戦を「国連軍の勝利」に粉飾しようとする腹黒い目的が秘められている。
朝鮮戦争に加わった米国と追従国の雇用兵などは、「礼遇」と「追慕」、賞賛に価する「歴史的人物」ではなく、国際戦犯裁判場に立たせて厳しい懲罰を与えるべき戦犯者である。
不正義の侵略戦争を「記念」し、極悪非道の犯罪者を「追憶」するというのは、正義と真理に対する冒涜であり、全朝鮮民族と世人の良心に対する受け入れられない挑戦である。
当然取り集められ、暴かれるべきことは、朝鮮戦争を起こり、この地で野獣の如き蛮行を仕出かした米国とその追従勢力の反人倫的罪業である。
それに南朝鮮当局がああいう侵略者の犯罪を粉飾するため「国連軍参戦デー」「国連軍参戦勇士の国際的追慕デー」を制定してまで対米追従に狂奔することに憤怒を禁じ得ない。
北と南、海外の全同胞は世紀とともにあらゆる不幸と苦痛、惨禍と災いのみなめさせる不法の「国連軍司令部」を解体し、汚らわしい親米・売国勢力を清算するための闘いに奮起しなければならない。