普賢寺と石塔

朝鮮の名山妙香山の普賢寺は、中世朝鮮の建築術を代表する建造物の一つで、1042年に建てられ、その後、数次改築、補修されている。

もとは24棟の建物と塔で構成されていたが、今は大雄殿以下10余棟の建物と塔が残っている。

大雄殿前の8角13層塔(高さ10.03m)は、花崗岩造りで層数においてもまた高さにおいても朝鮮屈指の塔である。

各層の軒先には104の風鈴が吊り下がっている。

普賢寺万歳楼前の4角9層塔は、1044年に建てられた花崗岩造りで、高さ6mである。

塔第1層の南側の面に四角形の龕があり、そこに多宝像が置かれていたという。

この塔の軒先にも風鈴が吊るされている。

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