コムンモル遺跡
平壌市に隣接する黄海北道祥原郡黒隅里で発見された旧石器時代前期の洞窟遺跡。
東西の長さ約30m、南北の幅約2.5mの洞窟から旧石器と共に29種の獣骨化石が出土したが、そのうち17種は既に死滅した種である。ほとんどが第四紀前期の末~第四紀中期の初めに生存したものであるが、キクセチネズミ、祥原馬、短顎ハイエナなど、それ以前の時代のものもある。
洞窟出土の握斧型石器、台形石器、尖頭石器、剝片石器などの形態や製作手法、獣骨化石の鑑定を通して当遺跡は100万年以上前に残されたものと確認された。



