白頭山ではどんな自然現象が見られますか?
白頭山の日の出は、他のどこへ行っても見られぬ美しい恍惚たる眺めです。
遠くの東の空が明け始めると、はるかかなたまで広がる樹海の向こうに果てしなく伸びる山並み、たなびく白雲を山腹にまとった白頭の霊峰や奇岩絶壁にだいだい色、あかね色を混じえた朝焼けがさやかに立ち始めたかと思うと、たちまちにして、色は濃くなり、天地が真っ赤な炎に包まれたように変化します。
日の出を迎えて静まり返っていた天池、その天池の上に一陣の風が吹き抜けたかと見ると、思いもよらぬ嵐が、黒雲を伴って吹き荒れながら、石塊を飛ばします。
ところが大地を覆っていた黒雲は瞬時にして消え去り、明るい青空が頭上に広がります。
降りしきっていた雨はあられに変わり、時にはこぶしほどの大きさとなって大地を激しく叩くのです。
あられが止むと、一方では雨に濡れた花のつぼみが陽光を浴びて一斉に開き、他方では、白い雪片が舞うという光景も現出します。
天池の周辺では竜巻もしばしば起きます。
天池のほとりに竜巻が立つと、こぶし大の石塊が空高く吹き上がり、天池には水柱がそそり立ちます。
大竜巻の場合はその中央部に巨大な水柱が数十、数百mの高さをもって200~300mの遠くまで移動し、周りの水面には大きな渦が生じ、水柱の周囲には水煙が白く立ち昇ります。