朝鮮民族の悠久な歴史と燦爛たる文化
--高句麗石刻天文図と「天象列次分野之図」--
朝鮮民族の文化財の中には、高句麗石刻天文図もある。
高句麗(B.C.277年―A.D.668年)人は、紀元前から日食と月食、そして流星、彗星の運動を観測したし、長期間に観測、記録した天文学的資料を総合して5世紀末~6世紀初めには石板の上に天文図を刻んだ。
高句麗石刻天文図は、天文学理論と知識を把握し、天文観測に必要な基礎資料を提示して暦の編さんに役立つようにした。
古書「海東雑録」の記録によると、石刻天文図は平壌城にあったが高句麗の末期、外来侵略者の侵入時に流失した。
高句麗石刻天文図を原本にして紙に移したものが朝鮮封建王朝の初期に発見されたし、それに基づいて1395年に製作したのが今まで伝わっている「天象列次分野之図」である。
高句麗石刻天文図をほとんどそのまま保存して少し修正、補足した「天象列次分野之図」は、当時としてはとても科学的で細密な天文図であった。
同地図には、北極が中心に置かれるように天球を平面に投影し、282の星座に1467の星を表示したし、春分点と秋分点の位置、天の川などもある。
高句麗石刻天文図と「天象列次分野之図」は、朝鮮民族の優れた天文学発展史を見せる貴重な文化財になっている。