論評:むやみに見くびるな
最高指導者金正恩委員長がバース・アラブ社会党創立70周年に際してシリア大統領に祝電を送ったニュースは今、国の自主権と領土保全を守るための世界の進歩的人民には力と鼓舞を与え、歴史の反動層には鉄槌を下している。
米国のVOA放送、「グーグル・ニューズ」「ニューヨーク・タイムズ」など複数の報道物と分析家は、シリアに対する米軍の攻撃が北朝鮮に対する「警告性」の行動になるという世論が広がっている時に、朝鮮の最高指導者がシリア大統領に祝電を送ったのは、朝鮮に対する脅威と警告をうんぬんしているトランプ行政府に正面切っての反撃であり、米国に断固と立ち向かう意志を表明したことであると評している。
周知のように、トランプ行政府はシリア政府軍が「化学兵器を使用して民間人を虐殺した」という口実の下で59発のトマホーク巡航ミサイルでシリア政府軍の空軍基地に対する大量の攻撃を強行した。
米国の今回のミサイル攻撃は、反帝的なシリア政府を弱化させて転覆するための露骨な主権侵害行為、国家テロ犯罪である。
世界は、米国の対シリア軍事行動がありもしない「化学兵器」をうんぬんしてイラクでの軍事的侵攻を強行し、結局、同国の崩壊と国際的なテロ脅威の増大を生じさせた2003年の状況と不思議にも全く同じであるという事実に注目している。
今も、米国はダマスカス南部郊外をはじめとする複数の地域で「化学兵器」を口実にシリアの主権転覆を謀る陰謀と挑発を無数に強行している。
看過できないのは、一部でシリアに対する米国の軍事攻撃がわれわれを狙ったいわゆる「警告性」の行動であると騒いでいることである。
誤算している。
絶対にそれに驚くわれわれではない。
今回のシリア事態はむしろ、われわれをして帝国主義者に対する幻想は絶対禁物であり、ただ自らの力があってこそ帝国主義の侵略から自分を守ることができるという血の教訓を再び骨髄に深く刻みつけている。
こんにちの現実は、力にはただ力で立ち向かうべきであり、核戦力を非常に強化してきたわれわれの選択が至極正当であったということを実証している。
日を追って無謀になる米国の核戦争策動に対処して自衛的国防力を全面的に強化し、自力で国と民族、地域の安全を守るのは、われわれの変わらぬ立場である。
トランプ行政府は、現段階で共和国の戦略的地位と大勢の流れを直視し、自重自粛するのが米国の最大国益であることを正しく銘記し、むやみに見くびらない方がよかろう。
朝鮮中央通信