故郷の人たちのために
黄海北道谷山郡松林里は山里である。
ここには、これまでの20余年間、疾病による死亡率を遥かに減らしただけでなく、高麗治療で難治性疾病患者を完治させた松林里総合診療所所長のリ・ジョンイクさんがいる。
松林里が故郷である彼は、幼いときから人々の病気を治す医者に憧れていた。
それゆえ、医学を専攻し医者になったのである。
松林里内の住民の病気を予防するための衛生宣伝から随時訪ねる患者の治療、何時ともなく行かなければならない数里の往診…
疲れるときもあったが、彼は何時一時患者の治療を後回しにしたり、中断したことがなかった。
住民の健康増進のための道で、彼は松林里診療所の病院化を実現するのに大いに寄与しただけでなく、朝鮮民族の伝統治療法である高麗治療で難治性疾病患者を完治させるという成果も収めた。
2年前のことである。彼自身が意外に風土病である貧血性疾病にかかり、病床の身になった。この病気には治療薬がなかった。彼は悲観することなく、古典医学文献資料とこれまでの高麗治療経験を掘り下げてついに独特な高麗薬物を製造した。
それで、自分はもちろん自身と同じような症状のため、生死の境をさ迷っていた数人の患者にも生の喜悦を与えた。
この他にも、彼は高麗医術で脳血栓及び脳出血、高血圧、視神経萎縮、高度近視、脳膜炎後遺症などの疾病患者も誠意を尽くして治療した。
「わが山村の人たちも永遠に疾病にかかることなく生きるようにしようというのが私の人生の目標である」と彼は言っている。