主体107(2018) 11月 14日
 

北南関係の発展と平和・繁栄のための宣言

 

朝鮮民主主義人民共和国の国防委員長と大韓民国の盧武鉉大統領との合意にもとづき、盧武鉉大統領が2007年10月2日から4日まで平壌を訪問した。

訪問期間に歴史的な対面と会談が行われた。

対面と会談では、6・15共同宣言の精神を再確認し、北南関係の発展と朝鮮半島の平和、民族共同の繁栄と統一を実現するのにともなう諸般の問題を虚心坦懐に協議した。

双方は、わが民族同士で志と力を合わせれば、民族繁栄の時代、自主統一の新時代を切り開いていくことができるという確信を表明し、6・15共同宣言にもとづいて北南関係を拡大発展させていくために、つぎのように宣言する。

1. 北と南は、6・15共同宣言を固守し、積極的に具現していく。

北と南は、「わが民族同士」の精神にもとづき、統一問題を自主的に解決していき、民族の尊厳と利益を重視し、万事をこれに志向させていくことにした。

北と南は、6・15共同宣言を変わることなく履行していこうとする意志を反映して、6月15日を記念する方案を講じることにした。

2. 北と南は、思想と体制の違いを超越して、北南関係を相互尊重と信頼の関係に確固と転換させていくことにした。

北と南は、内部問題に干渉せず、北南関係の問題を和解と協力、統一にかなうように解決していくことにした。

北と南は、北南関係を統一志向的に発展させていくため、おのおのが法的・制度的装置を整備していくことにした。

北と南は、北南関係の拡大と発展のための問題を民族の念願に即して解決するため、双方の議会など、各分野の対話と接触を積極的に推進していくことにした。

3. 北と南は、軍事的敵対関係を終息させ、朝鮮半島において緊張緩和と平和を保障するため緊密に協力することにした。

北と南は、互いに敵視せず、軍事的緊張を緩和し、紛争問題を対話と協商を通じて解決することにした。

北と南は、朝鮮半島においていかなる戦争にも反対し、不可侵の義務を順守することにした。

北と南は、西海における偶発的衝突を防止するために共同漁労水域を指定し、この水域を平和水域にするための方案と各種の協力事業に対する軍事的保障措置の問題など、軍事的信頼構築の措置を協議するために、北側の人民武力部長と南側の国防部長官との会談を今年の11月中に平壌で開催することにした。

4. 北と南は、現在の停戦体制を終息させ、恒久的な平和体制を構築していかなければならないということで認識をともにし、直接に関連している3者または4者の首脳が朝鮮半島地域で会合し、終戦を宣言する問題を推進するために協力していくことにした。

北と南は、朝鮮半島の核問題を解決するため、6者会談の「9・19共同声明」と「2・13合意」が順調に履行されるよう、共同で努力することにした。

5. 北と南は、民族経済の均衡のとれた発展と共同の繁栄のために、経済協力事業を共利・共栄と有無相通じる原則に立って積極的に活性化し、持続的に拡大発展させていくことにした。

北と南は、経済協力のための投資を奨励し、経済下部構造の建設と資源の開発を積極的に推進し、民族内部の協力事業の特殊性に即して、さまざまな優遇条件や特恵を優先的に付与することにした。

北と南は、海州地域とその周辺海域を包括する「西海平和協力特別地帯」を設置し、共同漁労区域と平和水域の設定、経済特区の建設と海州港の活用、民間船舶の海州直航路通過、臨津江河口の共同利用などを積極的に推進していくことにした。

北と南は、開城工業地区の第1段階建設を早期に完成し、第2段階の開発に着手し、汶山―ポンドン間の鉄道貨物輸送を開始し、通行、通信、通関の問題をはじめ諸般の制度的保障措置を速やかに完備していくことにした。

北と南は、開城―新義州鉄道と開城―平壌高速道路を共同で利用するため、改修・補修の問題を協議、推進していくことにした。

北と南は、安辺と南浦に造船協力地区を建設し、農業、保健医療、環境保護など、各分野における協力事業を進めていくことにした。

北と南は、北南経済協力事業の円滑な推進のために、現在の「北南経済協力推進委員会」を副総理級の「北南経済協力共同委員会」に格上げすることにした。

6. 北と南は、民族の悠久の歴史とすぐれた文化を輝かせるため、歴史、言語、教育、科学技術、文化芸術、スポーツなど、社会文化分野の交流と協力を発展させていくことにした。

北と南は、白頭山観光を実施し、このため白頭山―ソウル直航路を開設することにした。

北と南は、2008年北京オリンピック競技大会に、北南の応援団が西海線列車を初めて利用して参加することにした。

7. 北と南は、人道主義協力事業を積極的に推進していくことにした。

北と南は、離散家族・親戚の対面を拡大し、映像書簡交換活動を推進することにした。

このため、金剛山面会所が完成するにともなって、双方の代表を常駐させ、離散家族・親戚の対面を定期的に行うことにした。

北と南は、自然災害など災難が発生した場合、同胞愛と人道主義、相互扶助の原則にもとづいて積極的に協力していくことにした。

8. 北と南は、国際舞台で、民族の利益と海外同胞の権利と利益のための協力を強めていくことにした。

北と南は、この宣言の履行のため北南総理会談を開催することにし、第1回会議を今年の11月中にソウルで持つことにした。

北と南は、北南関係の発展のために首脳たちが随時会見し、懸案問題を協議することにした。


2007年10月4日 平壌


朝鮮民主主義人民共和国 国防委員長

大韓民国 大統領
盧武鉉

 

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