主体107(2018) 9月 19日

朝鮮外務省代弁人が朝米高位級会談に言及

【平壌7月7日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のスポークスマンは7日、次のような談話を発表した。

歴史的な初の朝米首脳の対面と会談が行われた後、国際社会の期待と関心は朝米首脳会談の共同声明の履行のための朝米高位級会談に集中した。

われわれは、米国側が朝米首脳の対面と会談の精神に即して信頼の構築に役立つ建設的な方案を持ってくるだろうと期待し、それ相応の何かをする考えもしていた。

しかし、6、7の両日に行われた初の朝米高位級会談で現れた米国側の態度と立場は実に残念極まりないものであった。

わが方は、朝米首脳の対面と会談の精神と合意事項を誠実に履行する変わらない意志から、今回の会談で共同声明の全ての条項のバランスの取れた履行のための建設的な方途を提起した。

朝米関係改善のための多面的な交流を実現する問題と朝鮮半島での平和体制構築のためにまず朝鮮停戦協定締結65周年を契機に終戦宣言を発表する問題、非核化措置の一環としてICBMの生産中断を物理的に実証するために大出力エンジン試験場を廃棄する問題、米軍遺骨発掘のための実務協商を早急に始める問題など、広範囲な行動措置を各々同時に取る問題を討議することを提起した。

会談に先立って、朝鮮国務委員会の委員長がトランプ大統領に送る親書を委任によってわが方の首席代表である金英哲党副委員長が米国側の首席代表であるポンペオ国務長官に丁重に伝えた。

国務委員長は、シンガポール首脳の対面と会談を通じてトランプ大統領と結んだ立派な親交関係と大統領に対する信頼の感情が今回の高位級会談をはじめ、今後の対話過程を通じてさらに強固になるとの期待と確信を表明した。

しかし、米国側はシンガポール首脳の対面と会談の精神に背ちしてCVIDだの、申告だの、検証だのと言って、一方的で強盗さながらの非核化要求だけを持ち出した。

情勢の悪化と戦争を防止するための基本問題である朝鮮半島の平和体制構築問題については一切言及せず、すでに合意された終戦宣言問題までいろいろな条件と口実を設けて遠く後回しにしようとする立場を取った。

終戦宣言を一日も早く発表する問題について言えば、朝鮮半島で緊張を緩和して恒久的な平和保障体制を構築するための初の工程であると同時に、朝米間の信頼構築のための優先的な要素であり、ほぼ70年間持続してきた朝鮮半島の戦争状態にピリオドを打つ歴史的課題として北南間の板門店(パンムンジョム)宣言にも明示されている問題であり、朝米首脳会談でトランプ大統領がより熱意を見せた問題である。

米国側が会談で最後まで固執した問題は、過去の以前の各行政府が固執していて対話の過程を台無しにし、不信と戦争の危険だけを増幅させた癌的存在である。

米国側は今回の会談で一つ、二つの合同軍事演習を一時的に取り消したことを大きな譲歩のように宣伝したが、一挺の銃も廃棄せず、全ての兵力を従前の位置にそのまま置いている状態で演習という一つの動作だけを一時的に中止したのはいつであれ、任意の瞬間にまた再開されうるごく可逆的な措置として、われわれが取った核実験場の不可逆的な爆破廃棄措置に比べれば対比さえできない問題である。

会談の結果は、極めて憂慮すべきものだと言わざるを得ない。

米国側が朝米首脳の対面と会談の精神に合致するように建設的な方案を持ってくるだろうと考えていたわれわれの期待と希望は愚かだと言えるほど純真なものであった。

古い方式では絶対に新しいものを創造することができず、百戦百敗した腐り果てた古い方式を踏襲すれば、また失敗しか与えられない。

朝米関係史上、初めてとなるシンガポール首脳会談で短時間に貴重な合意が成し遂げられたのもまさに、トランプ大統領自身が朝米関係と朝鮮半島の非核化問題を新しい方式で解決しようと言ったからである。

双方が首脳級で合意した新しい方式を実務的な専門家レベルで投げ捨てて古い方式に戻るなら、両国人民の利益と世界の平和と安全のための新しい未来を開こうとする両首脳の決断と意志によってもたらされた世紀的なシンガポール首脳の対面は意味がなくなるであろう。

今回の初の朝米高位級会談を通じて朝米間の信頼はより強固になるどころか、むしろ確固不動であったわれわれの非核化意志が揺さぶられる危険な局面に直面するようになった。

われわれはこの数カ月間、できるだけの善意の措置をまず取りながら最大の忍耐心を持って米国を注視してきた。

しかし、米国はわれわれの善意と忍耐心を間違って理解したようだ。

米国は、自分らの強盗さながらの心理が反映された要求条件までも、われわれが忍耐心から受け入れると見なすほど根本的に間違った考えをしている。

朝米間の根深い不信を解消して信頼を構築し、そのために失敗だけを記録した過去の方式から大胆に脱して既成にこだわらない全く新しい方式で解決していくこと、信頼の構築を先立たせて段階的に同時行動の原則に基づいて解決可能な問題からひとつずつ解決していくのが朝鮮半島非核化実現の最も速い近道である。

しかし、米国側が焦燥感にとらわれて以前の各行政府が持ち出していた古い方式をわれわれに強要しようとするなら、問題の解決に何の助けにもならないであろう。

われわれの意志とは別に、非核化の実現に適する客観的環境が醸成されないなら、むしろ良好に始まった双務関係発展の気流がごちゃ混ぜになる可能性がある。

逆風が吹き始めれば朝米両国にはもちろん、世界の平和と安全を願う国際社会にも大きな失望を与えかねないし、そうなれば互いに間違いなく他の選択を模索することになり、それが悲劇的な結果につながらないという保証はどこにもない。

われわれは、トランプ大統領に対する信頼心を今もそのまま持っている。

米国は、両首脳の意志とは違って逆風を許すのが果たして世界の人民の志向と期待に合致し、自国の利益にも合致するのかを慎重に見極めるべきであろう。

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